次のような場合、相続放棄を考えてみてはいかがでしょうか。
- プラスの財産より、借金のほうが多い
- 亡くなった方と長く疎遠だった
- 何も受け取らないので、手続きに関わりたくない
相続放棄をすると、初めから相続人ではなかったものとして扱われます。
「一筆書く」だけでは放棄になりません
「放棄するから一筆書いておく」という話をよく聞きます。しかし、遺産分割協議書に「私は何も受け取りません」と書くのは、話し合いに参加して取り分を0円にしたということで、相続放棄ではありません。この場合、亡くなった方の借金は、法律上は引き継いだままになります。借金から逃れたいときは、家庭裁判所での相続放棄が必要です。
メリットとデメリット
- 最初から相続人でなかったことになり、借金を引き継がずに済みます。
- 遺産分割の話し合いに関わる必要がなくなります。
- 家庭裁判所での手続きが必要で、自分が相続人になったことを知った日から3か月以内という期限があります。
- 一度受理されると、撤回はできません。
- 次の順位の方(亡くなった方の親や兄弟姉妹など)が相続人になります。
手続きのあらまし
| 期限 | 自分が相続人になったことを知った日から3か月以内 |
|---|---|
| 申述先 | 亡くなった方の最後の住所地の家庭裁判所 |
| 費用 | 申述人1人につき収入印紙800円と、連絡用の郵便切手 |
| 主な書類 | 相続放棄申述書、亡くなった方の住民票の除票または戸籍の附票、申述する方の戸籍謄本など |
2023年4月の民法改正で、放棄したあとの財産の管理の決まりも見直され、放棄の時に財産を実際に預かっている場合に、次の人に引き渡すまで保管する義務がある、とはっきりしました。
相続放棄には期限がありますので、検討されている方はお早めにご相談ください。家庭裁判所に出す申述書の作成は、提携の司法書士が担当します。費用はお見積りします(→相続放棄の手続き)。
ご相談は無料です。お電話(050-3786-3177・9:00〜19:00、土日祝も受付)か、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。